「富谷市民俗ギャラリーの学芸員の清水さん」から情報提供がありました!
清水さんは考古学者さんです!富谷市にお住いの皆さん、
考古学者さんにお会いしたことはありますか!?
富谷市民俗ギャラリー企画展開催中!
「絵図に書かれた富谷」〜明治時代に描かれた富谷の村々〜 を初公開!今、住んでいる場所の数百年前の姿とは?
地図かぁ…どんな感じなのかな?
民俗ギャラリー行ったことが無かったし、見てみたいな…と少し気になったので行ってみました!
場所は、今時の地図でいうとここ↓住所:富谷市富谷しんまち95、富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI+
1Fの受付で名前を記入します↓(トミー憧れのブルベリッ娘ちゃんとブルピヨちゃんがいました♡)
エレベーターに乗って3Fへ!↓(右側がエレベーター、左側が民俗ギャラリー)
富谷市民は無料です♪
民俗ギャラリーはとても静かで、遠くの方で「富谷市の文化財の田植踊の曲」が、ささやかに鳴っています。
入り口で声をかけると、考古学者でもある学芸員の清水さんが、付き添って展示品について説明してくれました!(通常でもお声がけいただければ、質問に答えたり、展示品の説明をしてくれたりするそうです!)
清水さん!今回の「絵図に描かれた富谷」の見どころはどこですか?
今回の一番の見どころは、江戸時代に描かれたと推定される墨で描かれた初公開の絵図です。
横1.3m、縦1mの墨絵が圧巻です!(市の指定文化財でもある「亀石」も描かれていました)
これが亀石かぁ!亀石は、大亀山森林公園近くにある鹿島天足別神社にあるんだって!130年前には既にあったんだねぇ〜!
ところで、どうして初公開なの?
平成9年〜29年まであった、旧民俗ギャラリーの頃から所蔵はしておりましてが、展示環境が整わず展示できないでおりました。
絵図や書(紙に書かれた絵や文字の資料)は、歴史資料の中で一番取扱いが難しい資料です。
温度・湿度を気にかけなければなりません。
特に湿気は、一番の敵になります。
そっか!この建物に来る前の民俗ギャラリーは
展示室に空調が無くて展示環境としては最悪な状況だったから展示できなかったんだね!
昨年2018年7月に移転し、その点がクリアできたので、今回の展示することなりました!(今は展示室内温度が23℃、湿度が50%前後を保たれています!)
それと、歴史資料を専門的に扱える学芸員が不在であったことも今まで未公開だった理由となります。
なるほど。学芸員の清水さんが配属されたから絵図の展示が可能になったという感じですね!
「歴史資料は、展示する行為自体で劣化していきます。その劣化を最小限に抑えながら、資料を見定めて展示の判断を行なうのが、学芸員の一番の仕事です!」と話す清水さんから、仕事に対する誇りのようなものを感じられました。(平成生まれとは思えない貫禄で、他の展示品(文化財等)についてもサラッとわかりやすく教えていただきました)
「今月16日までの公開なので、多くの市民の皆様に来館いただければと思います!」と清水さんは話してくれました!
(展示後は、絵図の劣化を防ぐ為に、資料にもお休み期間をあげるそうです!)
子連れもOKと話す清水さんですが、正直、未就学児の子どもを連れて行くとヒヤヒヤしそうです(ママが気苦労しそう)抱っこ紐着用なら全然OKだと思います!
小学生以上なら、心配なく歴史に触れられると思います!
(市内の小学校では、3年生になると冬に授業で訪れる場所でもあるそうです!)
今しか見られない地図です!地図でもあり、絵画でもあるような貴重な地図ですので、お時間がありましたら是非1度足を運んでみてください♪
情報提供してくださった、
学芸員の清水 さん
ありがとうございました!
富谷の歴史にさらに触れられてとても勉強になりました!
富谷市民俗ギャラリー企画展
<展示資料>
明治時代の絵図:一ノ関、ニノ関、大童、穀田、
江戸時代の墨絵:大亀、石積
江戸時代の絵図:大亀、大童
休館日:月曜日
開館時間:9:30~16:30
場所:富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI+(とみぷら)3階
観覧料:富谷市民、小中学生 無料(市外大人100円、高校生50円)