富谷でウタツサウルスに会える！！←世界最古の魚竜（水棲爬虫類）富谷市民俗ギャラリー

ということで、夏休みも始まったので

本日は＼夏休みの自由研究にぴったり／な企画展を紹介します。

場所はここ↓

この建物の3Fにあります。

入り口には券売機があります（富谷市民、小中学生は無料/市外の方は大人100円、高校生50円です）

展示エリアを時計回りに進んでいくと、1番奥に今回の企画展エリアがあり、ウタツサウルスの化石はそこに展示されています。

ウタツサウルス とは

なんと約2億5,000万年前〜2億年前の三畳紀（さんじょうき）に生きていました！

ウタツサウルス
三畳紀前期に生息した肉(魚)食の水棲爬虫類の一種。全長約3メートル。宮城県本吉郡歌津町(現・南三陸町)で、1978年に化石が発見された。

https://kotobank.jp/word/ウタツサウルス-1743153

※この場所は、現在国の天然記念物に指定されているので発掘作業はできません

ウタツサウルスは、こんな姿をしています。

＼じゃ〜ん／

確かに、これはあまり恐竜っぽくありませんね。

イルカとか言ってるけど、爬虫類なのでワニとかの方が近そうです（そして、めちゃめちゃ肉食系だそうです）

爬虫類でしたが、陸ではなく海に住む事を選択したウタツサウルス。

この頃の進化はまだ完全ではなかったようで「環境に対応する体に変化」するのも早かったみたい。

他にも宮城県から発掘された化石が飾られています。

↑さらっと置いてあるけど、実はすごい化石

大量絶滅イベントとは

地質学的に言うと、地球上では今までに4度の大量絶滅イベントが発生していて、その都度9割の生物が絶滅しているそうです。（ゲームみたいな表記に驚き）

ペルム紀末に発生した「史上最大の大量絶滅イベント」（地質学的に言うと3回目の大量絶滅イベント）で三葉虫を含む9割の生き物が絶滅し、生き残った爬虫類の中で「海で生活する事を選んで進化した」のがウタツサウルスです。

※陸上爬虫類である「恐竜」は三畳紀後期頃に生まれ、ジュラ紀に突入した頃に大繁栄します。

そして白亜紀の終わりに、隕石が落ちてきて4回目の大量絶滅イベントが発生し、ほとんどの生き物（恐竜・アンモナイト・魚竜等）が絶滅。

哺乳類のみ生き残って、新生代に突入します（人間たちの時代ですね）

地球上で不定期に起こっている大量絶滅イベント。そこで大半の種は絶滅します。※今までは主にその時代の支配者が滅んでいました。

まったく納得できませんが、なにやら学者さんたちの研究の世界ではそのような説もでているようです。

おすすめの周り方

今回も、民俗ギャラリーの学芸員の清水さんにガイドをお願いして、

ウタツサウルスについて教えてもらいました（次の支配者が牛だということも）

1人で学習するよりも、清水さんとお話ししてみるとより学べることが多いと感じます。清水さんが駐在している日はガイドをお願いしてみてください♪

そして今回は、夏休みの宿題にぴったりの調べ学習スペースもありますので是非、ご活用してみてください♪子どもたちが、宮城の歴史（化石）に触れる機会が増えるのを、楽しみにしております！

富谷でウタツサウルスに会えるのは今だけ！この機会に是非、お子さんと一緒に民俗ギャラリーへ足をお運びください♪（7/20〜9/1まで）

※この企画展に合わせて、トレーディングカード第2弾「クジラの化石」も限定400枚配布されます！※無くなり次第終了

※8/1〜は子ども優先で、100名様に黒曜石のカケラもプレゼント（500円玉くらいの大きさみたい）※無くなり次第終了