富谷市にオリンピアンがいた!高橋弘篤選手(冬季オリンピック、スケルトン競技)

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こんにちは!突然ですが「オリンピアンって知っていますか?」

オリンピック選手や、オリンピック出場経験者をそう呼ぶそうです。


オリンピアン(英語表記)Olympian

オリンピック選手。オリンピック出場経験者。

https://kotobank.jp/word/オリンピアン-455409

今日は、富谷出身のオリンピアン

高橋弘篤(たかはし ひろあつ)選手を、紹介します。

トミー
トミー

富谷市出身で、現在も富谷市を中心に活動しているよ

高橋選手はスケルトンという競技をしており、

2014年のソチオリンピック、2018年の平昌オリンピックに出場しました!

あ。みなさん…「スケルトン?何だっけ…」となっていますね?(私もなりました)

トミー
トミー

スケルトンは、ソリを押しながらダッシュし、

傾斜に突入する直前に、ソリにうつ伏せに乗り

頭から滑ってコース上のカーブを進み、ゴールまでの速さを競うスポーツだよ!

※実際に滑走している写真はこちら↓

(MAX140㎞のスピードが出ることも!!速っ)

現在の練習・練習場所

活動拠点を地元・富谷に移した高橋選手は、

富谷スポーツセンターや利府のグランディ21でトレーニングしています。

練習風景も撮影させていただきました。

富谷市一ノ関臑合山6-8
体を動かして全身の筋肉を目覚めさせていきます
鏡を見ながら、ボディバランスを確認しています

体重は重い方がソリのスピードが落ちにくいそうで

全身の筋肉量を増やしています↓(腕の筋肉もスゴイ…)

背中には、JAPANの文字が…(カッコイイ)

偶然通りかかったお子さんにも応援される高橋選手↓

「6段飛ぶから見ててね」と優しく声がけしていました(オリンピアンは周りに優しい)

私(カメラマン)が、ちょろちょろしていても

全く動じず、それはそれは黙々と練習を進めていきます。

トミー
トミー

周りからの視線は気にしないんだね!

すごいな〜ストイックってこういうことなんだね〜

現在は、週に5日トレーニングしています(2日は筋肉を休ませています)

※スケルトンシーズンの冬季は、海外遠征をしてコース滑走の練習もしています。

スケルトンを始めたきっかけ

高橋選手は、富谷あけの平小学校→富谷第二中学校→富谷高校で育ちました。(その頃は、ドッチボールや野球等、団体競技をしていました)

大学で仙台大学に入り、部活動紹介で個人競技であるスケルトンに惹かれました。

(スケルトン部が存在するのは、仙台大学のみ)

将来は足の速い体育の先生になりたい!と思っていたので、スケルトン部には走りを速くするトレーニングがある事も魅力的だったと。仙台大学は、体育大学なので…スケルトン部の中で高橋選手は足が遅い方だったそうです。

ここで、高橋選手のすごいところは「できる人に聞く」ということができた事でした。

速く走りたいと思った時は、走りの速い先輩や同期に。

コースのライン読みを、もっと上手にしたいと思った時は、滑る技術がすごい選手へ。

そして、高橋選手はどんどん成長していきます。

(成長するうえで「貪欲であること」は、1番成長を早めることだと思います。)

戦績

全日本選手権(長野市にある競技施設、スパイラルにて行なわれていました)

2010年-2012年 3連覇

2014年、ソチオリンピック 12位

2015年、2017年 全日本選手権 優勝(※2017年はトラックレコードを記録)

2018年、平昌オリンピック 22位

夏に行われる、全日本プッシュスケルトン選手権(ソリを押して走るタイムのみを計測する大会)2009-2010年 優勝

2012–2017 6連覇

トミー
トミー

連覇の数々!高橋選手は日本のエースなんだね〜

スケルトン

スケルトンについても、教えてもらいました。

トミー
トミー

どうしてスケルトンって名前なの???透けているの?

高橋選手
高橋選手

いいえ。今のソリは透けていません。

今のスタイルになった1892年頃に使われた「鉄製のソリ」が

骸骨のように骨組みだけのものだったことから、

スケルトンと呼ばれるようになった説があります

コチラより↓

”スケルトン”という語源は金属そりの導入。そりがまるで骸骨のように骨組みだけのものだったことからスケルトンと呼ばれるようになったと言う説と、ノルウェー語の意味から来ているとの説もある。

http://www.skeletonnavi.com/product/history.html
ソリと高橋選手(ソリも33キロ前後と…結構重量感ありますね)

スケルトンの競技内容

ソリに乗って、競技コースを進みます。順番はこんな感じ↓

①スタート板から、MAX約30mの直線をダッシュして勢いをつける(コースによって長さが違います)

ソリを片手で押す派、両手で押す派両方います。
高橋選手は片手で押す派

②斜面から15メートル先の光電管部分から、タイム測定が始ります。

③斜面に突入するあたりで、ソリに飛び乗ります(うつ伏せ)

④コース上の最短ラインを読みながら滑走!(ハンドル・ブレーキはないので重心移動のみで操作します

腕は体の下に折りたたんで進みます
高橋選手
高橋選手

※最高速度は時速140㎞以上のこともあります。

そのスピードの中で、うつ伏せの状態で見えるわずかな視界と

大会前日までに6回のみ行なわれる、公式練習で滑ったコース(ライン)の事を思い出しながら、

最短コースのラインを滑走します

⑤ゴールラインを通過するときのヘルメットの先端でタイムが計測されます。(タイムは100分の1秒まで計測されます。

MAX140㎞のスピードが出ているので、100分の1秒は距離にするとたった数センチです)

高橋選手
高橋選手

会場によってカーブの数も特徴も違うので、

そのカーブを「いかにスピードを落とさずに最短のコースを進めるか」

見極めながら滑ります!!

⑥ゴール直後に、重量検査をします(ウエイトオーバーしていないかなど、規定に反していないか測定します)

※コースを作る際の氷の削り方で、毎年同じコースでも特徴に変化があるようです

トミー
トミー

ゴールの後は、なだらかな上り坂に突入するけど、自然にはなかなか止まらないから、手や足でブレーキをかけるよ!

選手になるには

選手になる為にはなにか選考会とかあるのですか?

高橋選手
高橋選手

スケルトンはまず、体験会に参加するときに選手登録をします

トミー
トミー

まだ初心者でも選手登録!?

高橋選手
高橋選手

そうですね。保険などいろいろあるので、スケルトンをする際は全員選手登録していただいています!

小学生や50代以上の方も選手登録していますよ

その後、国内大会の成績や世界大会での成績で、オリンピック選手が選ばれます。

年に1回、一堂に会して行なわれる「全日本プッシュスケルトン選手権」は、プロから初心者の方まで希望者は全員参加できる大会です(予選とかないんですね〜)

優位な体格などありますか?

高橋選手
高橋選手

体格の大きさが優位になることもありますが、小さい選手でも助走のスピードが速かったり、

ソリのスピードを減少させない、効率の良い走り方ができる人は速いタイムを出しているので、

体格だけが主たる要素ではないですね

危険は?

頭から時速140㎞で氷のコースを滑っていくということですが、危険ではないのでしょうか?保険会社のパンフレット等で「保証対象外となる運動等」に入っていますよね…

高橋選手
高橋選手

そうですね〜そりゃぶつかって打撲とか、結構あります。

でも僕が競技者として参加した15年間の大会では

死亡0、脳挫傷による半身不随もありません。

最近のスケルトン大会で一番大きい怪我は、

骨折…くらいですね。

あまり他のスポーツと変わらないでしょ?

トミー
トミー

意外!確かに、骨折なら他の競技でも発生してますもんね。

※骨折も稀なことみたいだよ!

今後の活動

高橋選手
高橋選手

2022年の北京オリンピックでメダルを獲得するべく、

日々トレーニングしています。

日本に輝くメダルを持ち帰り、スケルトンをすこしでも多くの人へ知ってもらいたいです!

トミー
トミー

こんなに黙々とトレーニングをしている

高橋選手をみてたら、

輝くメダルが日本に来ることも夢じゃないって思ったよ!!

応援します!!

また、富谷市民向けに講演などで、スケルトンを広める活動をしていきたいと思っています。(今までにも会社や学校等で、50人〜600人に向けての講演をしたことがあります)

「オリンピックに関わる授業」や「運動と子どもの体について」「家族の触れ合いの時間を通した人間関係の構成」「あいさつの重要性について」など、スケルトン競技をして学んだ、人として生きていく上で大事にしているものなどを話すのが得意ということです!

「育ててくれた地元、富谷市に何か少しでも恩返ししたいと思っているので、微力ながらオリンピアンとして少しでも市民の方へお話ができればいいなと思います。いつでもご連絡ください」

と、トレーニング中の真剣な顔つきとは違った、穏やかな顔で教えてくれました。

是非、富谷市内の方は、高橋選手に講演依頼してみてはいかがでしょうか!

高橋弘篤 (スケルトン競技選手)

TEL:090-6850-0979

E-mail:h.taka-413@vega.ocn.ne.jp

※スポンサー様も募集しております(上記アドレスまでご連絡ください)

※この記事に使用したスケルトン競技写真は、全て高橋選手より頂きました。(撮影者の方、スピード感のわかる素晴らしい写真をありがとうございました)

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